トピックス

あきた耳鼻咽喉科クリニック_トピックス

めまい体操やってます。

めまい体操というめまいのリハビリがあります。バランスの中枢である小脳を鍛え、学習させることが目的です。

この体操を始めると慣れるまでにめまいや吐き気などが起きるかもしれませんが、そのような刺激を感じることがリハビリになります。

こつこつ毎日続けることにより体が慣れていきます。根気よく行うことが大切です。

当院では国立病院機構東京医療センター五島医師の自宅で治せるめまいリハビリを参考に、以上のようなめまい体操をすすめています。ご希望の方はご相談ください。

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最近の感染症の流行りぐあい

前回最近はマイコプラズマ肺炎菌の感染が多いと書きましたが、その他にも溶連金感染やアデノウイルス感染、ウイルス性胃腸炎などに罹る方が多いようです。また今でも一部の学校や地域ではインフルエンザウイルス感染があります。

当院ではマイコプラズマ肺炎菌の検出検査や溶連金、アデノウイルス、インフルエンザウイルスの迅速検査が出来ます。もちろん治療も行っています。

最近は暑くなったり、寒くなったりで体調管理の難しい時期です。十分にご注意ください。

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(本文には関係ないですが、三社祭で有名な浅草神社の夫婦狛犬です。)

マイコプラズマ肺炎が多いようです!

最近マイコプラズマ肺炎が多いと聞いています。確かめたわけではないので本当かどうか分かりません。

昨日は一人マイコプラズマの検査をしました。外注検査で分かるのに3~6日かかります。以前は迅速検査キットも使っていましたが、あまり正確ではなかったので今は使っていません。

困るのは学校等の出席停止期間です。特に決まっていないのです。マイコプラズマ病原菌自体はそう強いわけではないので濃厚な接触がないと感染しないようですが、感染すると発熱やしつこい咳が出ます。有効な抗生剤を飲み、熱やひどい咳がおさまって2日たったら出席してもいいようです。でも咳が無くなるのには時間がかかるため、ひどい咳?がなければ良いようなんです。あいまいですね。

中学・高校生にお勧めのスギ花粉舌下免疫療法

治療効果が高く評判のスギ花粉舌下免疫療法を初めて開始する方の治療予約を受け付けています。治療開始は6月2日以降です。

治療を開始するにあたり新患の方やスギ花粉症の検査結果をお持ちでない方は、私の診察が必要です。まずは受診して下さい。

まだ中学生や高校生は少ないですが、昨日も書いた通りこの治療は大学受験などにも大きな影響を与え得る治療のようです。そうでなくても長い人生スギ花粉症に悩まされなくても済むかもしれないので、お勧めの治療法です。是非ご検討下さい。

スギ花粉舌下免疫療法が特に勧められる方

先日参加した日本耳鼻咽喉科学会学術講演会のランチョンセミナーでスギ花粉症舌下免疫療法はどんな患者に勧められるか?という話がありました。

ではどのような方に勧められるかと言うと、

1:対症療法薬を減らしたい方。つまり今一般的に広く行われている抗アレルギー薬の内服や点鼻治療をやめたい方。

2:将来妊娠を希望されている若い女性。

3:12~16歳の学生。大学受験のある18歳までには治療を終わらせるために16歳までのようです。

だそうです。

最近多い鼻血の治療

最近イネ科花粉症がひどいからか鼻血の方が増えています。

鼻血を出にくくするために出血しているところを見つけて焼いて止める方法をよく行います。レーザーで焼く方法を希望されることが多いのですが、私の経験上レーザーではなかなか上手く止まらないし、すぐに再発します。

当院では電気止血装置(モノポーラ)を使って鼻血を止めています。小学校高学年くらいになれば(治療中嫌がって動かなければ)出来ると思います。

蜂刺されによる蜂毒アレルギーのための自己注射薬

蜂に刺された時に息苦しくなったことがありますか?リンゴ農家の方はよく蜂に刺されることがあるそうですね。

人を刺す習性があるのはスズメバチアシナガバチ、ミツバチだそうです。蜂刺されは夏に多くなり、蜂毒アレルギーによるアナフィラキシーショックで年間20人くらいが亡くなるそうです。

蜂刺されは2回目以降が危ないと言われていますが、実は初めてでもショックを起こすこともあります。たくさんの蜂にいっぺんに刺された時などです。ではどうすれば良いのでしょうか?

1:近づかない、攻撃しない。近くに飛んで来たら、あわてずじっとしている。

2:白く明るい色(でも花柄は避けて)の服を着て、肌をなるべく出さない。

などは一般的に注意すべきことです。しかしどうしても防げない場合には自己注射薬(アナフィラキシー補助治療剤:エピペン)があります。

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普通のお薬ではないため、十分な問診、検査そして取り扱いの説明が必要です。蜂刺されの危険性が高い方はご相談下さい。