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トピックス

あきた耳鼻咽喉科クリニック_トピックス

舌下免疫療法に関する中国からの報告

久しぶりのトピックス。皆さん読んでくれるでしょうか?今回は舌下免疫療法に関することです。

2017年2月に中国の先生からの報告によると、『中国のある施設での調査で舌下免疫療法を開始したアレルギー性鼻炎患者の半数以上が1年以内に治療を中止していた』とのことです。

同じ舌下免疫療法を行っているものとして、その脱落率にびっくりしました。そこで簡単に当院での治療継続率をみてみたら、およそ90%以上の継続率!(治療の期間は考慮してません)

国民性の違いでしょうか?

血管収縮剤入りの市販の点鼻薬にはご注意を!

鼻づまりがひどい時皆さんはどうしていますか?きっと手っ取り早く市販の点鼻薬を買って使う方も多いでしょう。

市販の点鼻薬を使うと素早く鼻づまりが取れる物が多くあります。なのでついつい使い過ぎてしまうこともあるようです。そんな薬の中には血管収縮剤が含まれています。血管収縮剤とは腫れている鼻の中の粘膜に作用(交感神経を興奮させて血管を収縮させることにより)し素早く鼻づまりを解消します。

しかしこの血管収縮剤を使い続けるといろいろな副作用が出てきます。例えば血圧の上昇、心臓がバクバクする心悸亢進、脈が乱れる不整脈、頭痛、めまいなど。最悪の場合は心筋梗塞そして耳鼻咽喉科的には治りにくい薬剤性の肥厚性鼻炎が知られています。

実はこのような市販の血管収縮剤入りの点鼻薬には同封されている添付文書に「長期連用しないこと」とか「連用または頻回使用で反応性が低下するので休薬期間が必要」などのような注意書きが必ずついています。でも大抵の方は細かい字で書いてある添付文書を隅から隅まで読まないと思います。ここに落とし穴があるんです!

結論を言うと、鼻づまり用(一部アレルギー性鼻炎用も)の市販の点鼻薬はごく短期間使用するために販売されているので、鼻づまりが長引きそうなら使用をやめて耳鼻咽喉科を受診して下さい。使い続けると本当に大変な目にあいますよ!

以下は私が昨日調べた市販の血管収縮剤入りの点鼻薬の一覧です。この他にもあるかもしれませんのでご注意を。

ナシビンMスプレー、ナーザルスキット、ナザールブロック、ナザールスプレー、ナザールMスプレー、コールタイジン点鼻液a、新ルル点鼻液、ロートアルガードST鼻炎スプレー、ロートアルガード鼻炎クールスプレーa、パブロン点鼻、パブロンクイック、パブロンJL、エージーノーズ、エージーノーズアレルカットM、エージーノーズアレルカットS、エージーノーズアレルカットC、ベンザ鼻炎スプレー、タイヨー鼻炎スプレーα、カイゲン点鼻薬ジョイントアルファZプラス点鼻薬、フジビトール点鼻薬など

そして最後まで読んでくださった方に、これらの連用すると危ない成分が入っているかどうかを見分ける手っ取り早い方法をお教えします。薬の細かい成分を見て、『~ゾリン』って書いてあったら血管収縮剤の可能性がとても高いです。(主なものはナファゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩、塩酸テトラヒドロゾリン、オキシメタゾリン塩酸塩など)でも分からなかったら薬剤師の居る薬局を選んで相談してから買ってくださいね。

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

アレルギーがある食べ物を摂取した後に運動をすると、その運動が引き金になって蕁麻疹や呼吸困難、血圧の低下、意識消失などのアレルギー症状が誘発されることがあります。

原因になる食べ物は、小麦、エビ・カニなどの甲殻類、果物の順に多いようです。運動の強度は様々です。ご注意くださいね。

口腔アレルギー症候群 OAS

夏は美味しい果物や野菜が沢山あり嬉しいですね。でも成人の食物アレルギーには花粉症に合併して起こる果物や野菜のアレルギーがあるんです。花粉症とそれに関連しアレルギーを起こす食べ物にはどんなものがあるのでしょうか?

春:ハンノキ、シラカンバ ⇔ リンゴ、モモ、イチゴ、キウイなど

  スギ、ヒノキ ⇔ トマト

夏:カモガヤ、オオアワガエリ ⇔ メロン、スイカ、キウイなど

秋:ブタクサ ⇔ メロン、スイカなど

  ヨモギ ⇔ セロリ、ニンジンなど

みんな身近にある美味しい果物や野菜ばかりですね。ではどんな症状が出るのかと言うと、のどの奥がイガイガする、口内や唇、舌が痒くなるなどです。そしてひどい時には呼吸困難や蕁麻疹など全身の重篤な症状を起こすことも知られています。

大人になってから果物や野菜を食べてこのような症状が出たことがある方は気をつけてくださいね。

成人の食物アレルギー

成人の食物アレルギーの原因は、

1:甲殻類

2:小麦

3:果物類

4:魚類

5:ソバ

の順だそうです。ちなみに全年齢別だと

1:鶏卵

2:牛乳

3:小麦

4:甲殻類

5:果物類

となっています。これは6歳以下の子供達には鶏卵と牛乳アレルギーがすごく多いからです。大人になってからの食物アレルギーは治療が難しいのが現状です。経験的に食べてアレルギー反応が起きるようでしたら、食べないほうが無難だと言われていますのでご注意を!

とびひとみずいぼ。

今日はとびひみずいぼのお話です。

とびひは細菌が原因の最も多い皮膚病です。0~6歳児に多く、よく夏に発生します。水疱ができ痒くて引っかいたりするとすぐに破れてかさぶたになります。そして周りにどんどん拡がっていきます。熱は出ません。

プールの水ではうつりませんが、とびひに触ると他の人にもうつることがあるので、プールや水泳は治るまで禁止です。

みずいぼはウイルスによる皮膚病で、子供に多くいぼ以外はほぼ症状がありません。プールの水ではうつらないので入っても大丈夫ですが、タオルや浮輪、ビート板などの皮膚に触るものを介してうつるのでご注意を。

とびひみずいぼも早目に皮膚科で治療を受けてくださいね。

ダニは夏に増えます!

一年中アレルギー性鼻炎や喘息の原因となるダニですが、夏に増えます。ダニは気温25度前後、湿度65~75%を好み、高温多湿の日本の夏に増えやすい傾向にあるそうです。

弘前はそう暑くもありませんが、この条件をぴったり満たしているので当然ダニは増えますね!夏にダニが増えて秋口になるとたくさん死に、その死骸を吸い込んでまたアレルギー症状が強く出ます。

そのダニによるアレルギー性鼻炎を今は治せるようになりました。それが免疫療法です。ごちゃごちゃして分かりにくいかもしれませんが、他にも減感作療法、体質改善などいろいろな呼び方があります。

その治療法の中で今一番注目されていて、治療効果も高く、やり方も簡単なのが舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)です。当院ではこの舌下免疫療法青森県内では最も数多く行っています。

社会人の方にももちろん勧められますが、中学・高校生に特にお勧めです。今年の秋には国の規制もなくなり、治療開始直後以外は1ヶ月に一回の通院で済むようになります。

お子さんの夏休みはクリニックが比較的すいています。是非ご相談ください。