トピックス

あきた耳鼻咽喉科クリニック_トピックス

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

アレルギーがある食べ物を摂取した後に運動をすると、その運動が引き金になって蕁麻疹や呼吸困難、血圧の低下、意識消失などのアレルギー症状が誘発されることがあります。

原因になる食べ物は、小麦、エビ・カニなどの甲殻類、果物の順に多いようです。運動の強度は様々です。ご注意くださいね。

口腔アレルギー症候群 OAS

夏は美味しい果物や野菜が沢山あり嬉しいですね。でも成人の食物アレルギーには花粉症に合併して起こる果物や野菜のアレルギーがあるんです。花粉症とそれに関連しアレルギーを起こす食べ物にはどんなものがあるのでしょうか?

春:ハンノキ、シラカンバ ⇔ リンゴ、モモ、イチゴ、キウイなど

  スギ、ヒノキ ⇔ トマト

夏:カモガヤ、オオアワガエリ ⇔ メロン、スイカ、キウイなど

秋:ブタクサ ⇔ メロン、スイカなど

  ヨモギ ⇔ セロリ、ニンジンなど

みんな身近にある美味しい果物や野菜ばかりですね。ではどんな症状が出るのかと言うと、のどの奥がイガイガする、口内や唇、舌が痒くなるなどです。そしてひどい時には呼吸困難や蕁麻疹など全身の重篤な症状を起こすことも知られています。

大人になってから果物や野菜を食べてこのような症状が出たことがある方は気をつけてくださいね。

成人の食物アレルギー

成人の食物アレルギーの原因は、

1:甲殻類

2:小麦

3:果物類

4:魚類

5:ソバ

の順だそうです。ちなみに全年齢別だと

1:鶏卵

2:牛乳

3:小麦

4:甲殻類

5:果物類

となっています。これは6歳以下の子供達には鶏卵と牛乳アレルギーがすごく多いからです。大人になってからの食物アレルギーは治療が難しいのが現状です。経験的に食べてアレルギー反応が起きるようでしたら、食べないほうが無難だと言われていますのでご注意を!

とびひとみずいぼ。

今日はとびひみずいぼのお話です。

とびひは細菌が原因の最も多い皮膚病です。0~6歳児に多く、よく夏に発生します。水疱ができ痒くて引っかいたりするとすぐに破れてかさぶたになります。そして周りにどんどん拡がっていきます。熱は出ません。

プールの水ではうつりませんが、とびひに触ると他の人にもうつることがあるので、プールや水泳は治るまで禁止です。

みずいぼはウイルスによる皮膚病で、子供に多くいぼ以外はほぼ症状がありません。プールの水ではうつらないので入っても大丈夫ですが、タオルや浮輪、ビート板などの皮膚に触るものを介してうつるのでご注意を。

とびひみずいぼも早目に皮膚科で治療を受けてくださいね。

ダニは夏に増えます!

一年中アレルギー性鼻炎や喘息の原因となるダニですが、夏に増えます。ダニは気温25度前後、湿度65~75%を好み、高温多湿の日本の夏に増えやすい傾向にあるそうです。

弘前はそう暑くもありませんが、この条件をぴったり満たしているので当然ダニは増えますね!夏にダニが増えて秋口になるとたくさん死に、その死骸を吸い込んでまたアレルギー症状が強く出ます。

そのダニによるアレルギー性鼻炎を今は治せるようになりました。それが免疫療法です。ごちゃごちゃして分かりにくいかもしれませんが、他にも減感作療法、体質改善などいろいろな呼び方があります。

その治療法の中で今一番注目されていて、治療効果も高く、やり方も簡単なのが舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)です。当院ではこの舌下免疫療法青森県内では最も数多く行っています。

社会人の方にももちろん勧められますが、中学・高校生に特にお勧めです。今年の秋には国の規制もなくなり、治療開始直後以外は1ヶ月に一回の通院で済むようになります。

お子さんの夏休みはクリニックが比較的すいています。是非ご相談ください。

めまい まだまだ多いです。

昨日当院へめまいの方が救急車で搬送されて来ました。開業医の所へ救急搬送されるのはあまり無く、うちでも久しぶりでした。

まだまだ天気が悪いためかめまいの方が多いです。当院ではめまい体操などの治療のみならず、めまいの診断のための検査を随時行っています。時には頭部MRIも撮影します(外注です)。

めまい体操というのは、めまいのためのリハビリです。バランスの中枢である小脳を鍛え、学習させることが目的です。

この体操を始めると慣れるまでにめまいや吐き気などが起きるかもしれませんが、そのような刺激を感じることがリハビリになります。

こつこつ毎日続けることにより体が慣れていきます。根気よく行うことが大切です。

鼻のかみ方の楽しい教え方

鼻をかむということはとても大切です。特に小さな子供たちにとって。鼻をかまないでいると集中力が無くなり、頭痛や咳がでたり、副鼻腔炎蓄膿症、中耳炎を引き起こしたり、口呼吸から成長にも影響を与えます。

普通4歳くらいになるとだんだん鼻のかみ方を覚えてきますが、教えてあげないと上手くかめない子も多いです。でも子供に鼻のかみ方を上手に教えるのは結構難しかったりします。

当院では『鼻のかみ方の楽しい教え方』というチラシを作り、待合室などに置いています。ご来院のときにでもご自由にお持ちになり、お子さんに楽しく鼻かみを覚えさせてあげてください。