トピックス

あきた耳鼻咽喉科クリニック_トピックス

ダニは夏に増えます!

一年中アレルギー性鼻炎や喘息の原因となるダニですが、夏に増えます。ダニは気温25度前後、湿度65~75%を好み、高温多湿の日本の夏に増えやすい傾向にあるそうです。

弘前はそう暑くもありませんが、この条件をぴったり満たしているので当然ダニは増えますね!夏にダニが増えて秋口になるとたくさん死に、その死骸を吸い込んでまたアレルギー症状が強く出ます。

そのダニによるアレルギー性鼻炎を今は治せるようになりました。それが免疫療法です。ごちゃごちゃして分かりにくいかもしれませんが、他にも減感作療法、体質改善などいろいろな呼び方があります。

その治療法の中で今一番注目されていて、治療効果も高く、やり方も簡単なのが舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)です。当院ではこの舌下免疫療法青森県内では最も数多く行っています。

社会人の方にももちろん勧められますが、中学・高校生に特にお勧めです。今年の秋には国の規制もなくなり、治療開始直後以外は1ヶ月に一回の通院で済むようになります。

お子さんの夏休みはクリニックが比較的すいています。是非ご相談ください。

めまい まだまだ多いです。

昨日当院へめまいの方が救急車で搬送されて来ました。開業医の所へ救急搬送されるのはあまり無く、うちでも久しぶりでした。

まだまだ天気が悪いためかめまいの方が多いです。当院ではめまい体操などの治療のみならず、めまいの診断のための検査を随時行っています。時には頭部MRIも撮影します(外注です)。

めまい体操というのは、めまいのためのリハビリです。バランスの中枢である小脳を鍛え、学習させることが目的です。

この体操を始めると慣れるまでにめまいや吐き気などが起きるかもしれませんが、そのような刺激を感じることがリハビリになります。

こつこつ毎日続けることにより体が慣れていきます。根気よく行うことが大切です。

鼻のかみ方の楽しい教え方

鼻をかむということはとても大切です。特に小さな子供たちにとって。鼻をかまないでいると集中力が無くなり、頭痛や咳がでたり、副鼻腔炎蓄膿症、中耳炎を引き起こしたり、口呼吸から成長にも影響を与えます。

普通4歳くらいになるとだんだん鼻のかみ方を覚えてきますが、教えてあげないと上手くかめない子も多いです。でも子供に鼻のかみ方を上手に教えるのは結構難しかったりします。

当院では『鼻のかみ方の楽しい教え方』というチラシを作り、待合室などに置いています。ご来院のときにでもご自由にお持ちになり、お子さんに楽しく鼻かみを覚えさせてあげてください。

アレルゲン免疫療法のメリット

スギ花粉症に対するシダトレン、ダニによるアレルギー性鼻炎に対するミティキュアなどのアレルゲン免疫療法のメリットについて。

1:治癒が期待できること。

2:治療のための抗アレルギー薬などの量を減らせること。

3:効果が出て免疫療法をやめた後もその効果が持続する可能性があること。

4:他のアレルゲンによる感作や発症を予防できる可能性があること。

5:アレルギー性結膜炎に対しても治療効果が期待できること。

6:喘息の発症を予防できる可能性があること。

 Passalacqua G, et al. J allergy Clin Immunol. 119(4):881-891,2007, 改変

このように様々なメリットが知られています。ご希望の方はご相談ください。

梅雨時期のカビ対策で咳を減らしましょう。

梅雨時期になると増えるのはめまいだけではありません。咳が長引くような喘息様の症状も多くなります。季節の変わり目や梅雨の時期などに多いです。特に急に寒くなったり、雨が降る前、低気圧が近づく前などに咳症状が悪くなるようです。

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対策は浴室や台所の換気扇を回す、除湿機を使う、室内や押入れなどの換気・除湿・掃除などを行い原因の一つと思われるカビの発生を防ぐことです。

めまいを起こす方が増えています。

毎年梅雨時期になるとめまいの方が増えます。人間も動物ですので天気の影響を強く受けるのでしょうか?当院では先日紹介しためまい体操などの治療のみならず、めまいの診断のための検査を随時行っています。時には頭部MRIも撮影します(外注です)。

めまいを起こすとすごく不安になります。ぜひご相談くださいね。

咳と発熱の患者が多いです。

最近は咳と発熱の患者が多いです。マイコプラズマも適宜調べていますが、あまり陽性反応が出ませんね。いわゆる風邪なのかもしれません。イネ科アレルギーもまだまだ多いです。